審査

審査委員長からのメッセージ

神奈川大学経営学部教授 田中 則仁 氏

2010年11月5日

   前回、8月15日のメッセージから、早くも2ヶ月半が過ぎました。9月中旬までの猛暑が一段落すると、早くも晩秋の気配になりました。

   今回、第1次審査通過の方々からは、8月末の締め切りまでに、プラン部門で41件、アイディア部門で28件の合計69件の第2次審査への応募がありました。

   審査にあたっては、各委員が提出いただいた応募書類をそれぞれの見地から拝読いたしました。審査委員が全件を審査し、その結果を事務局で集計したのち、10月29日(金)に審査委員会を開催して第3次審査(ヒアリング審査)にお越しいただく案件を審議しました。長時間にわたり全員で全件審査した結果が次の結論です。

   プラン部門からは30件、アイディア部門からは17件を決定しました。第2次審査を通過し、第3次審査に臨んで頂く方々には、ヒアリング審査の日程を事務局からお知らせいたします。ヒアリング審査では口語表現に磨きをかけて、プランやアイディアを冷静な論理展開と、情熱を持って語り伝えて下さい。また、第2次審査で不合格になった方々には、審査委員からのコメントやメッセージをお伝えいたします。

   プラン部門では、審査項目として(1)着眼点・市場性・成長性、(2)計画の完成度、(3)独創性・新規性、(4)実現可能性・実施体制、(5)総合評価の5項目で評価しました。計画の完成度や実施体制をも加味したプランであるかという点が、アイディア部門との評価の大きな違いです。

   アイディア部門では、(1)着眼点、(2)独創性、(3)実現可能性、(4)総合評価の4項目で審査しました。特に着眼点や独創性を重視したところがプラン部門との違いです。

   両部門の各応募案件を評価した審査委員の見解は、必ずしも同じではありません。代表者の方々に伝達される審査委員の評価には、厳しいものと好意的なものが混在していることがあります。市場性や将来性の見方、着眼点や独創性への評価は、審査委員の間でも意見が割れることがありました。しかしそれがビジネスオーディションの本当の審査であると思います。全員がこれは大丈夫という案件なら、既に誰かがどこかで着手しているはずです。事業創造に挑戦するからには、周到な準備の上で、リスクを取る覚悟がなければならいものです。その危険の値踏みが分かれたことが、この審査委員の評価の違いに反映されています。

   このような理由から、応募された方々への審査委員からのコメントやメッセージは、各委員が記入したままの文章でフィードバック致します。それらのコメントから参考にできるものは次への指針として活用し、そうでないものはご自身の判断で取捨選択してください。最後の決断は起業家自身が、自分の責任において行うものです。その判断と決断が大きな実を結ぶことを心から祈念しております。


2010年8月15日

   残暑お見舞い申し上げます。一次審査通過の方々は、8月末の二次審査用ビジネスプラン、アイディアの作成中でしょう。8月9日に行われた久保田委員のブラッシュアップセミナーでのポイントを踏まえ、プランやアイディアに磨きをかけて下さい。どのように素晴らしい着想でも、多くの人に正確に伝わらなければ無いのと同じです。一次審査では、提出いただいた130件を全件審査いたしました。1,000字から1,500字の概要では、プランやアイディアの意図を伝え難かったことでしょう。

   今回一次審査不通過の方々には、審査結果の通知とは別に、今後の参考にして頂くためにコメントをお届けしています。落選された方には、不本意なコメントであったり、ご自身の真意が理解されていないと感じられるかもしれません。しかし表裏2頁の範囲内でいかに構想を正確に伝えきるか、これも大変重要なことです。説明不足や判り難さがあり、落選した案件については、ぜひとも練り直して再挑戦して下さい。この結果を次へのステップアップの試練と受け止めていただければ幸いです。

   しかし同じ条件の中でも、これは凄いなとわくわくする応募もありました。今回の一次審査では、複数の審査委員がもう少し聞いてみたいと思った応募は二次に進んで頂きました。大きく開花する原石かもしれないと思われる案件を落とすことがないように、というのが今回一次の審査方針でした。次の二次では考えているプランやアイディアを是非とも概念図に示してみて下さい。文字情報による概要だけでは判り難かった構想が、図にすることで明確になるし、また図示して視覚に伝える工夫をして下さい。さらに練り上げられたプランやアイディアを心待ちにしています。

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2010年7月20日

かながわビジネスオーディション2011には、プラン部門に61件、アイディア部門に69件の応募がありました。現在、審査委員一同で全件の書類を拝読しています。プラン部門一次審査通過の方々には、8月にブラッシュアップセミナーがあり、内容に磨きをかけていただきます。アイディア部門の方々も、斬新な構想をより正確に、判りやすく伝える工夫を重ねて、これからも精進して下さい。ビジネスオーディションで多くの聴衆や投資家に語りかけることができます。そしてビジネスが具体化したら、そこからが本当のスタートです。顧客や消費者の厳しい評価に応えられるよう、事業計画を練りこんで、文章化し、口語表現して下さい。成功者とは成功するまで頑張った人のことです。

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